合成樹脂エマルションペイント2種試験結果
[JIS:K 5663-1995]

サンプル:Jカラーホワイトベース
項目 条件 試験結果
容器の中の状態

かき混ぜたとき、堅い塊がなくて一様になること。

合格
塗装作業性 2回塗りで塗装作業に支障がないこと。 合格
低温安定性 -5℃に冷やしたとき変質しないこと。 合格
乾燥時間 h 20℃ 2時間以内 合格
5℃ 4時間以内 合格
塗膜の外観 塗膜の外観が正常であること。 合格
隠ぺい率 0.95以上 合格(0.96)
耐アルカリ性 18時間浸したとき異常がないこと。 合格
耐洗浄性 100回の洗浄に耐えること。 合格(500回以上)
JCカラー 組成
I各4ベース
樹脂 ポリ酢酸-エチレン共重合エマルジョン 40〜50%
顔料 (各色はIIに記載)
 
二酸化チタン C.I. PW 6(77891) 0〜30%
炭酸カルシウム C.I. PW 18(77220) 2〜20%
カオリン C.I. PW 19(77005) 2〜5%
添加剤 セルロースエーテル類 〜1%
界面活性剤 〜5%
防腐剤 〜0.5%
防カビ剤 〜0.5%
その他  
  15〜25%

II調色使用顔料(C.I.NAME/C.I.No.)
1)PY3/11710 2)PY42/77492 3)PY74/11741 4)PO73/-- 5)PR101/77491 6)PR122/73915
7)PR254/56110 8)PV23/51319 9)PB15/3/74160 10)PG7/77260 11)PBk7/77265 12)PW6/77891
*カラーインデックス:国際的に登録された顔料名、Colour Index Name(C.I.Name)とColour Index No.がある。
 Colour Index Nameは下記の色相表示に登録番号が続く。
 Colour Index No.は化学構造で分類登録された番号である。
グレイジングは、色や質感などを不均一に仕上げる模様塗装の
テクニックのひとつです。塗料を塗り重ねる際にスポンジ(海綿)や
布などを用いて、石目や布地調、斑点模様などをつくる技法で、
さまざまな表情のある仕上がりになります。


御影石やマーブルなど石目模様の表現ができます。
御影石模様には海綿を、マーブル模様にはねじった布や
フェザーを使用。力の強弱やつかみ方、塗る.拭き取るな
どの手法によって幅広い表現が可能です。

●使用する道具:海綿

紙や布などの素材感を表現します。布を使用し、布目を
生かした模様、布の持ち方、擦りつけたり拭き取るなど
塗り方の違いによってさまざまな表現が
できます。

●使用する道具:布

さまざまな布のテクスチャーが表現でき、レザー調も可
能です。布地の表現は硬い毛の刷毛などを使用し、刷毛
でかき取ります。レザー調にはソフトナーを用いて、ぼ
かしの工程をプラスします。

●使用する道具:刷毛(硬い毛)

櫛形の専用器具を使って櫛目模様をつけます。一方方向
に、交互に、またジグザグに引くことによって、幾何学
パターンやウェーブなどいろいろな表情をつけることが
できます 。

●使用する道具:櫛形の専用器具

細かい斑点模様を表現します。豚毛の刷毛やスティップ
ラー(四角い刷毛)を用いて、色の境界をたたき、混ぜ
合わせます。混ぜ具合や色によって、変化のある画面が
つくれます。

●使用する道具:櫛形の専用器具
1.コンクリート、モルタル、プラスター、ボード類(新設)
工程 塗料 作業内容 希釈率
(%)
塗装回数 標準使用量
(L/m2/回)
塗装間隔
(20℃)
1 下地
調整
-- エフロッセンス、ゴミ、汚れなどをワイヤーブラシやサンドペーパーで除去した後、ウェスで拭きとる。
ひび割れ等はエマルジョンパテで穴埋めする。
新設のコンクリート、モルタル等はよく乾燥させ、含水率10%以下、ph9.5以下で塗装する。
2 下塗り Jカラーシーラー 刷毛またはローラーで十分に浸透するように塗装する。 清水
50〜100
1 0.10〜0.12/1回
(希釈品)
2時間以上
3 上塗り Jカラー各色 刷毛またはローラーで塗装する。 清水
0〜5
2 0.12〜0.14/2回
2時間以上
2.水性塗料塗り替え
工程 塗料 作業内容 希釈率
(%)
塗装回数 標準使用量
(L/m2/回)
塗装間隔
(20℃)
1 下地
調整
-- 旧塗膜の浮き、チョーキングなどはナイフ、ウェスなどで除去する。
油脂などはシンナーで除去する。
タバコのシミなどの水性の汚れは家庭用洗剤で落とし、洗剤が残らないように水拭きする。
2 上塗り Jカラー各色 刷毛またはローラーで塗装する。 清水
0〜5
2 0.12〜0.14/2回
2時間以上
3.ビニールクロス面
工程 塗料 作業内容 希釈率
(%)
塗装回数 標準使用量
(L/m2/回)
塗装間隔
(20℃)
1 下地
調整
-- ●クロス面の汚れを除去する。
油脂などは塗料用シンナーまたは洗剤で除去する。
タバコのシミなどの水性の汚れは家庭用洗剤で落とし、洗剤が残らないように水拭きする。
●クロス面を補修する。
クロスの継ぎ目や剥離部分はエマルジョンボンドを塗りつけて圧着する。
小さな隙間はエマルジョンパテで穴埋めする。
剥がれ部分が広い時は同種のクロスで部分的に張替え補修する 。
2 上塗り Jカラー各色 刷毛またはローラーで塗装する。 清水
0〜5
2 0.12〜0.14/2回
2時間以上
*5℃以下、湿度80%以上での塗装は避けてください。
J-カラー試験データ
J-カラー標準塗装仕様
J-カラー標準塗装仕様
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